「人間の仕事 意味と尊厳」


邦訳(白桃書房,2023)

原書(オックスフォード大出版,2019)

人間の仕事 意味と尊厳
著者:Prof. David L. Blustein, Ph.D.

The Importance of Work in an Age of Uncertainty
The Eroding Work Experience in America

不確実性の時代における仕事の重要性
アメリカで失われつつある仕事経験


Prof. David L. Blustein, Ph.D.
(ボストンカレッジ大学院教授)

「人間の仕事 意味と尊厳」は、敢えて改題して出版されました。 21世紀の仕事が、益々大きく変わろうとする中、私たちのウェル・ビーイングの基盤が「働くこと」を科学的に追求することの重要性を本書は深く問いかけています。
 これまでの社会科学や心理学の知見を統合して「人間の仕事」の意味と目的を探求することの重要性を、ブルスティン博士は語っています。
 今日、私たちが直面している働くことに伴う、キャリアやメンタルヘルスのみならず、ワーキング・プア、ワークライフ・バランス、育児や介護あるいは病や障害とともに働くこと、社会的・文化的・人種的排除や包摂、更にはジェンダーの課題、あるいはリストラ・紛争・災害・パンデミックなどで不本意に仕事を失ったり不安定な就労に立ち向かうなど多様で困難な就労の課題に取組む、多くの当事者、実務家、研究者、支援者、施策立案者の方々など、働いている人、働きたい人、働く場の未来を創るすべての人々に一読をお薦めする書籍です。

人間の仕事 意味と尊厳【目次】

第1章
生きていること:生活の中心的役割としての仕事
Being Alive:Work as a Central Role in Life 
第2章
生き残り、活き活きと働けること
Being Able to Survive and Thrive
第3章
他者と共にいること
Being With Others
第4章
私たち自身よりもっと大きなものの一部であること
Being Part of Something Bigger Than Ourselves
第5章
やる気を出し、最高の自分になること
Being Motivated and Being the Best We Can Be
第6章
ケアできること
Being Able to Care
第7章
抑圧や嫌がらせを受けずに働けること
Being Able to Work Without Oppression and Harassment
第8章
仕事がないこと
Being Without Work
第9章
尊厳を持ち、機会を得て働けること:人間の生得権
Being Able to Work With Dignity and Opportunity:A Human Birthright
 
書評:日本キャリア教育学会(2023年10月31日発行ニューズレター書評参照)
概要紹介:白桃書房